トラブル対応 その10(ハイバネーション領域作成 1)


ハイバネーションの領域を削除してしまったため、作成することに。


ハイバネーションの領域は、搭載しているメモリ量と同じサイズでいいらしい。一応、今回のinspiron 1150には、256MBのメモリが搭載されているので、256MBでいいことになるが、無難に少し大きめにすることにした。結局、今回は、384MBを取ることにした。


インターネットで調べた結果、ハイバネーションの作成には、pfdisk.exeというPhoenixが各メーカーにOEMで提供しているソフトを使えばできるということがわかった。


ちなみに、DOSソフトのため、起動ディスクで起動する必要がある。今回は、Win98の起動ディスクにpfdisk.exeを入れて使うことにした。あと、パーティションを作成しておく必要がある。これは、Partition Resizerというソフトを使うといいらしい。


早速、pfdisk.exeを入手し、試してみたのだが・・・。使い方がよくわからん。で、またまた調べてみると、fdiskの文字が。pfdisk.exeを起動し、再度見てみると、ああ、これって、fdiskと同じなんだということがわかった。


使い方は、以下の通り。


まず、pfdisk.exeを起動する。起動方法は、1台しかハードディスクがない場合は、「pfdisk.exe 0」と入力する。2台ハードディスクがある場合は、1台目のハードディスクは、0、2台目のハードディスクは、1になる。2台目を操作したい場合は、「pfdisk.exe 1」とする。


これで、pfdisk.exeが起動する。次に、現在のパーティションの状況を確認するため、「L」と入力する。そうすると、パーティションの一覧が表示される。ここで操作したいパーティションの右端の番号、First、Lastという項目を確認する。


確認したら、パーティションIDを変更する。次の書式の通りに入力する。


右端の番号 160 Firstの番号 Lastの番号


今回は、ハイバネーションなので、最初にパーティションを作ってあるので、「1 160 0 49」とすればいい。ちなみに、160は、ハイバネーションのIDである。


その後、「w」で書き込み、「q」で終了する。


これで、ハイバネーション領域を作成することができるはず。


[追記]
DELLのノート型パソコンには、隠れパーティションがあるらしい。何に使っているかはわからないのだが・・・。


ちなみに、Windows XPでは、ハイバネーション領域用のパーティションはいらないみたいだ。Windows XPでは、ハイバネーションを使う場合、Cドライブの空き領域を使うようになっているみたいだ。

トラブル対応 その11(ハイバネーション領域作成 2)


実は、今回は、この方法で作成した。具体的には、knoppixを起動し、fdiskを使うことにした。


fdiskの使い方は、「fdisk ハードディスクの指定」でできる。ちなみに、今回は、「fdisk /dev/hdc」となった。


fdiskを起動後、「p」で現在のパーティションがないことを確認し、「n」で新規にハイバネーション用の基本パーティションを作成した。


「t」でパーティションIDを変更。変更したいパーティションの番号を指定し、その後、「a0」と入力する。これについては、「l」で一覧表が出るので、確認しておくといいと思う。ちなみに、これは、ハイバネーションを表すID。


後は、「w」で書き込んで終了すれば、OK。