なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか?―行動のための自己変革トレーニング
- 作者: 笹氣健治,堀之内高久
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2005/01/06
- メディア: 単行本
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ページ数もそれほどないし、文字も読みやすいので、気楽に読むことができる。本の厚さも薄いので、プレッシャーにもならないしね。
最初に、興味を引かれたのは、実は、この本の出版社。この本の出版社の秀和システムズは、コンピュータ書籍関係で知っていたのだが、この手の本も扱っているということに吃驚した。
この本の内容は、まさに、題名の通り、「なぜ、先送りしてしまうのか?」ということに尽きると思う。
この本では、先送りしてしまうということを「思考」「感情」「行動」という3つのレベル毎に対応していくことで、解決しようとしている。
この本にも書いてあるけど、この「思考」→「感情」→「行動」というのは、認知療法の考え方である。
具体的には、この本では、各レベル毎に対応方法が書いてあり、それに基づくワークがある。要は、この本に書いてある順番で、ワークをこなしていくことで、問題を解決できるようになっているわけだ。
逆に言えば、ワークを行わなければ、意味がないとも言える。
一応、最後の方には、この手順でうまくいかなかった場合についても言及されていて、その解決方法も掲載されている。
この本では、対応方法として、NLPのリフレーミング、アウト・オブ・ザ・ボックスなどの手法が使われている。これらについて詳しく知りたい場合は、巻末の参考文献一覧が役に立つと思う。
ま、一番の問題となるのは、この本を読む段階で、この本を読むのを先送りした場合には、どうしようもないということだろうか?