くじ


知り合いの方の日記を読んでいて、昔のことを思い出した。


今は、見かけなくなったのだが、コンビニとかの入り口で、若い女性や男性が1人でいて、目の前の机の上には、スピードくじの大きな箱が置いてあり、一等、ディズニーランド・チケットなどと書かれた大きなポスターが貼ってあった。


そして、そのくじ引きの人は、通りがかった人に、「素晴らしい景品があたるくじ引きをやっているので、1枚引いてみていただけませんか?」と誘い、くじを引かせる。


ちなみに、そのくじは、はずれくじなしなんだけど、当たるのは、決まって、某キャリアの携帯電話。


そして、当たった後に、某キャリアの携帯電話がただでもらえるのかと思えば、そううまくはいかない。その場で、契約しないとその権利が無効になる旨説得されるというわけだ。


当然、都合をつけうまく断ったんだけどね。


ここまで書けば、わかると思うが、おそらく、基本的にこのくじ、携帯電話しか当たらないようにできているんではないかと思う。それが証拠に別の場所でも同じことをやっているのを見たことがあるし、そこでわざと引いても携帯電話しか当たらない。


しかも、この景品の携帯電話が某キャリアの某メーカー製の同じ機種。


つまり、このくじの目的は、携帯電話が当たったということにして、契約させ、契約数に応じてもらえる某キャリアからのインセンティブ(販売奨励金)をもらうというわけ。


ま、くじという体裁を整えた携帯電話の販売というわけですな。


それにしても、このくじの時に思ったのだが、「契約には、印鑑が必要なので、印鑑持っていますか?」って、常日頃、印鑑など持ち歩いている人などほとんどいないと思うんですが。


その時点で、この販売方法は、失敗だと思うんだけどね。ま、やり方が汚いので、それ以前の問題なんだけど。