世界の中心で、愛をさけぶ


この小説のタイトルは、ハーラン・エリスン世界の中心で愛を叫んだけもの」というSF小説が元らしい。作者は、「恋するソクラテス」というタイトルにしようとしたらしいが、編集者が、このタイトルにしたらしい。ちなみに、編集者は、「エヴァンゲリオン」のテレビ最終話のタイトルから取ったらしい。要は、「エヴァンゲリオン」が「世界の中心で愛を叫んだけもの」を元にしてタイトルを付けたということ。


原作の小説は読んでいないんだけど、テレビでやるベストセラー・ランキングでこの本のタイトルを見ないことはないぐらいタイトルだけは焼き付いていた。ま、純愛小説ということで読むことはないな〜と思っていたんだけどね。


で、何時の頃からか、内容が、白血病で亡くなるヒロインを扱ったものと知った時点で、読むこともないし、映画やドラマなどで見ることもないな〜と思ったのだが・・・。


たまたま途中から見てしまったドラマ版が気になって、断片的にだけど見てしまった。ちなみに、最終回は完全に見た。


たぶん、原作とドラマ版とは、多少違う部分があるんだろうけど、あれだけ物語が良くできているのには感心した。正直、作者の実体験部分が含まれているんじゃないかと思うぐらいに。


見ていてわからなかったのは、何故、世界の中心がエアーズロックなのか?ということだったんだけど、調べてみたところ、オーストラリアの原住民、アボリジニが世界の中心・聖地として大切にしている場所が、ウルル(エアーズロック)だということがわかって、納得できた。


ドラマ版の最後には、骨髄バンクのCMが入っていたのだが、これを見るまで、骨髄バンクの設立から現在まで、それほど経っていないことをはじめて知った。


機会があったら、原作の方も読んでみたいと思う。そういえば、「半落ち」も読んでみたいな〜。