蕎麦屋


こちらもインターネットで近隣では評判がいいと言うので、行ってみたのだが・・・。


パン屋の後、昼間しか営業していない蕎麦屋に、閉店1時間前ぐらいに到着した。お店に入ると、奥の方にお店の人がいるのだが、こちらに気付いていないみたいだったが、こちらがどこに座っていいか迷っていると、やっと、気付いたらしく、好きなところに座っていいと言われたので、適当なところに座ることにした。


座った途端に「ご注文は。」と言われたが、そんなのわかるわけがない。というのも、店内には、お品書きの一覧などないし、手元にお品書きのメニューさえ渡されていない。


正直言って、この店の接客は最悪だった。普通は、お店に客が入ってきたら、「いらっしゃい」の一言ぐらいかけ、メニューを渡してから、「決まったら、声をかけてください。」ぐらい言うのが、当たり前だ。それをメニューも渡さず、「ご注文は。」とは・・・。


とりあえず、こちらの反応が鈍いのを見て、メニューを持ってきてくれたのだが、別の女性が、メニューを見て間もないというのに、すぐに、「ご注文は。」・・・。この店は、どうやら、接客というものを知らないみたいだ。


とりあえず、インターネットでは、鴨そばがお薦めみたいだったので、それを頼んだのだが・・・。


正直言って、このそばを美味しいと思っている方には悪いが、このそばを頼むぐらいだったら、駅の立ち食いそばのほうがはるかに美味しい。その前に、鴨を食べたことがあるのかどうかが疑問だ。


この店のそばは、一本、一本のそばの切り幅がまちまちで、そばのうま味が感じられない。まず、切り幅がまちまちということは、そばを茹でるときの茹で具合が一本、一本違ってしまう。手打ちだとしても、そばを切るときは、均等に丁寧に切ってほしいものだ。


次に、鴨汁だが、これは、本当に鴨汁と言えるのだろうか、正直、普通のそばつゆに鴨肉の切れ端を2つ浮かべただけ。鴨肉自体のうま味など全然ない。


鴨っていうのは、脂が命だ。鴨のほとばしる濃厚なコクのある脂分がそばつゆにとけ込んで、独自の味を出さなくてはいけない。それ故に、そばつゆには、鴨の脂分が浮かんできたりするのだけど、このつゆには、それが全くない。


ただ、味もそっけもない鴨肉が入っているだけのそばつゆでしかない。


正直、この店には二度と行くこともないし、この店を評価していること自体がどうかと思う。基本的に、接客のできていないお店を人に薦めるのはどうかと思うのだが・・・。(ま、自分も某店を薦めているが、一応、注意書きぐらいはしてある。)