考え方と生き方を変える10の法則―原因分析より解決志向が成功を呼ぶ


考え方と生き方を変える10の法則―原因分析より解決志向が成功を呼ぶ

考え方と生き方を変える10の法則―原因分析より解決志向が成功を呼ぶ


絶版、重版の予定なしとは・・・。


解決志向型アプローチを一般向けに説明した本で、名著。問題の「原因」を探すのではなく、問題の「解決」に重点を置いている。


この本では、原因がわかったところで問題解決の具体的な方法が示されるわけではない。それよりも起こってしまった問題の原因ばかりを追及するのではなく、まずは解決策を探して実行することが必要であるということが前提にあり、その解決策として、10の法則が書いてある。


この本の内容を簡単に言うならば、「問題を解決するには、いつもと違うことをしてみなさい。」または、「以前、うまくいったことがあるならば、その時の状況を思い出し、それと同じことをしてみなさい。」ということだ。


つまり、同じことを繰り返していて、違う結果を期待しても、それは無駄であり、結局は、同じ結果しか起こらないということが重要であり、結果を変えたいのならば、違うことをする必要があるということである。


では、違うこととはどういうことなのだろうか?


この本では、その違うこと(解決方法)についての視点について具体的に書いてある。


10の法則自体は、目次を見れば、確認できるが、この本の重要なところは、その法則について具体的に書いてある本文であると思う。おそらく、内容を知らずに、法則だけでは、その法則の目的と効果について理解することは難しいだろう。


というか、ビル・オハンロンの文章のうまさを味わってほしい。


とりあえず、この本、重版してくれないだろうか?著者も有名なミルトン・エリクソンの最後の弟子だし、この本自体、いろんなところで、評価されていて、隠れた人気もある本なのだから・・・。無理なのかな?


ちなみに、復刊ドットコム見てみたら、再版要望があったけど、現時点で、3票なので、再版要望を出すまでには、時間がかかりすぎるし、交渉段階でどうなるか・・・。(復刊ドットコムでは、100票を達成した時点で、出版元に対して、復刊要望を交渉するのだが、諸事情により復刊されないものもある。)


そういえば、友人が復刊ドットコムに復刊を依頼した本が、100票を越え、交渉段階に入ったのだが、あれからどうなったのかと調べてみたら・・・。


交渉に入ってから、既に1年超、未だに、決着がつかないみたいだ。しかも、交渉内容は、未公開・・・。これを見ると、厳しいよなと思うね。


復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/