省スペース型パソコンについて


確かに見た目がいいし、場所を取らないから導入してあるところが多いのだが・・・。


正直言って、メンテナンスする側からすると、これほど嫌なものはないんだよね。


まず、筐体を開けてみるとわかるのだけど、結構配線などがびっしりになっていて、コンピュータの排熱が逃げる余地というのがあまりないし、場合によっては、筐体自体も排熱よりも見た目重視のものもあるしね。


次は、ボードなどを増設するのに制限があることかな。ハードディスクなどは、1台しか付けられなかったりするので、RAIDを組みたくても物理的にRAIDを組めない。


例のコンデンサで問題になった某メーカーのコンピュータなんだけど、これの動作がおかしくなってきたので、とりあえず、RAIDカード差して、ミラーリングでもするかと思ったけど、省スペース型なのでできない。


データ移行するにしても、ちょっと厄介な問題を抱えているので、簡単に移行というわけにもいかないし・・・。これには、頭を抱えてしまう。RAIDも万全ではないけど、ハードディスクが逝かれてきている場合には、もう1台にバックアップはできるので、この点に関してはそれほど考えなくてもいいはずなんだけど・・・。ま、速度の問題とかはあるけど・・・。


あとは、電源。これが一番頭が痛い。簡単に電源交換できる機種であればいいんだけど・・・。ま、電源交換した場合、熱対策という問題が立ち塞がるんだけどね。


とりあえず、パソコンを購入する場合、CPU、メモリー、ハードディスクなどのスペックは、考慮する人多いんだけど、後々のメンテナンスを考えた筐体や電源などを考慮する人は少ないんだよね。


今、結構重要なのは、電源と熱対策。とりあえず、筐体にスペースがあれば、ファンの増設などで対応できるし、電源も独自でなくて、市販の電源が使えれば、1つ上の電源で評価の高いメーカーのものに変えればいいだけなんだけどね。


ま、最悪は、筐体毎交換というのもありうるんだけど・・・。