Win98SEでのApacheの設定
ローカル環境でPHPの動作する環境を作ろうと思って、Apacheを入れたのだが、Monitor Apache Serversで「No services installed」というメッセージが表示され、Apacheが動かなかった。
まず、基本中の基本だが、Windows Updateなどで以下の環境を作っておく必要がある。
- IE6 SP1
- 修正パッチ
- wldap32.dll Ver.5.00.2168.1以上(c:\Windows\System32の中にある。)
- Windows Installer 2.0
自分の場合、wldap32.dllは、検索して、プロパティを確認した結果、バージョンが「5.00.2168.1」だったのでどういう経緯でインストールしたのかわからないのだが、一応下記からダウンロードできるみたいだ。
気になるのは、Windows 98としか書かれていない点なんだけどね。
How to install the Active Directory Client Extension
とりあえず、Windows Updateしてみて、wldap32.dllの存在を確認してどうしようもなかったら、最後の手段としてインストールするといいだろう。
以上の下準備をした上で、今回は、ローカル環境での使用なので、とりあえず、動けばいいと思い、思考錯誤した結果、下記の通りに処理することで動かすことができた。ちなみに、この方法が正しいのかどうかはわからないので、行う場合は、自己責任で。
- [スタート] →[プログラム] →[Apache HTTP Server 2.0.59] →[Control Apache Server] の「Start Apache in Console」の上で右クリックする。
- 表示されたメニューからコピーを選ぶ。
- [スタート] →[プログラム] →[スタートアップ] の上で右クリックする。
- 表示されたメニューから貼り付けを選ぶ。
- 「Start Apache in Console」ができるので、その上で右クリックする。
- 表示されたメニューから[プロパティ] を選ぶ。
- 表示された画面の[ショートカット] タブを選ぶ。
- [実行時の大きさ] で「最小化」を選び、[OK] ボタンを押す。
- コンピュータを再起動する。
- コンピュータが再起動したら、タスクバーに[Apache] が表示されていることを確認する。
- ブラウザを起動し、アドレスバーに「http://localhost/」と入力する。
- ブラウザに「It Works!」と表示されたら、OK。
おそらく、ApacheのWindowsインストーラー版は、Windows XPなどのNT系列に絞っていて、通常のインストールでは、サービスとして登録するようになっているのだろう。だから、Windows 9x系では、サービスとしては登録されないので、動かないのだと思う。
結局、プログラム自体が動いていないのだから、いくらやっても駄目で、スタートアップを使って、コンピュータの起動時に、httpdを起動させてやることで動くようになったというわけ。
ちなみに、この方法では、Monitor Apache Serversで「No services installed」は出たままの状態になるが、おそらくこれもWindows XPなどのNT系列のサービスでApacheが動いているかどうかを監視しているモニターなのでこの表示が出ていても問題ないと思うのだが・・・。
あと、コンピュータ終了時にタスクバーの[Apache] の上で右クリックし、閉じるで強制的に閉じてから、コンピュータを終了させなくてはいけないぐらいかな。