やきいも黒瀬


数年前に、一度、飲んでから探していたのだが・・・。


たまたま最寄の酒屋さんにあることがわかり、1本手に入れることができた。


この芋焼酎の特徴は、通常、芋焼酎は、蒸かした芋から蒸留されるのだが、この焼酎は、珍しいことに、芋を一度焼いてから、蒸留している。


実は、この焼酎、名人、黒瀬安光杜氏による作品で、焼き芋の加減が焼加減が職人技となっている。この芋の焼加減は、焦げ過ぎても良い焼酎にならず、きれいに焼いても香りが出ないそうだ。絶妙の焼加減で焼くため、使う芋も同じ大きさのものを厳選して、使っているそうだ。


この焼酎、飲むとなんともいえないやきいもの味わいが口に広がり、やきいもの名前が伊達ではないことを実感できる。


今回割り水して、燗にしてみたのだが、匂いがたまらない。周辺が何とも美味しそうな焼き芋の香りに包まれていく。機会があったら、ご賞味あれ。