Kernel panic - not syncing: Attempted to kill init!


他のハード構成のコンピュータにハードディスクを入れ替えて、起動した時に表示されたメッセージがこれ。


正直言って、「kernel panic」の文字を見たときには、「うわー、やっちまった」と思ったのだが・・・。


ま、出てきてしまったものはしょうがないので、調べてみると、このメッセージが出る前を見てみると、下記のメッセージが・・・。

No Volume Groups found
Volume Group "Volgroup00" not found


どうやら、ハードウェアが認識されていないみたいだ。ということは、このハード構成では駄目なのかなと思ったのだが、とりあえず、調べてみると、どうやら、以前とは違うハード構成のため、initrd(Inital RAM Disk)を再作成しないといけないことがわかった。


ちなみに、「initrdって、何?」っていう状態だったのだが、下記のホームページを参考にすることで、理解することができた。感謝。


Linuxのinitrdファイルって何?


ということで、まず、このままでは起動できないので、Fedora Core 5 Rescue Diskのisoファイルを下記サイトからダウンロードして、CD-Rに焼き、CDブートでコンピュータを起動することにした。


Fedora Core 5 isoファイル


Rescue Diskの準備もでき、移行先のコンピュータで起動してみると、うまく起動しない。Rescue Diskの作成に失敗したかなと思い、とりあえず、BIOSの設定を見てみると、起動時の読み込み先で、何故か、ハードディスクの方がDVDドライブよりも先に読み込む設定になっていたので、DVDドライブを先に読むように変更してみると、うまく起動した。


あとは、下記のホームページを参考にinitrdを再作成した。initrdの再作成には結構時間がかかるかなと思っていたのだが、作業自体は、わずか数分で作成できた。


起動時にkernel panicが発生する場合の対処法


一応、自分用のメモとして、手順を残しておくと、Rescue Diskのシェルで、

#rootディレクトリを/mnt/sysimageに変更。
chroot /mnt/sysimage


#bootディレクトリに移動
cd /boot


#「vmlinuz」の文字列が含まれるファイルを検索(vmlinuz以下の数字、文字列をメモする。)
ls -lhtr vmlinuz*


#現在のinitrdをリネームして、保存。(元の状態のバックアップ。最悪の事態を回避するために重要。)
#xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxは、vmlinuz以下の数字、文字列
mv initrd-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.img initrd-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.img.old


#initrdを再作成
mkinitrd initrd-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.img xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx


#再起動
reboot


#起動する前に、CD-Rはコンピュータから回収しておくこと。(CDブートしてしまうため。)


initrdを再作成した後は、無事、ハードウェアも読み込まれ、起動したのだが・・・。さらなる問題が発生したのであった。