Kindle PaperWhite


結論から言うと、小説などを読むのには最適なタブレット端末だと思う。


Kindle PaperWhiteを購入する前は、Nexus7+Kindleアプリの環境で読書していたのだが、この環境だと、コミックを読むには、最適なのだが、小説を読むとなると個人的に一つだけ不満な点があった。


それは、kindleと紙の書籍の違いとも言えるのだが、今、自分がその小説の何ページ目にいて、あと、どのくらいでその小説を読み終わるのかという点でした。紙の書籍の場合、ページ数でいま、自分が何ページ読んだのかがすぐわかるし、本の質感によりあとどのくらいあるのか物理的にわかるのに対して、Kindleでは、本文には、ページ数がないため、今の自分の位置を把握するのは、直感的にはわかりにくい。


一応、自分が今どのくらい読んだのか、あと、どのくらいあるかを知りたければ、androidkindleアプリの場合、ロケーションを表示させればいいのだが、これでは、いちいちページ数を確認するために、読書を中断し、確認しなければいけなくなってしまう。


これに対し、Kindle PaperWhiteでは、右下にその本の何%まで読んだかを表示してくれ、しかも、左下には、現在の章を読み終わるまでにだいたいどのくらいの時間がかかるのかを表示してくれる。このため、だいたいの時間が計れるため、細切れ時間などを活用して、効率よく読書することができるので、非常に便利になっている。


わかりやすく言うと、Nexus7+Kindleアプリが地図を片手に車でドライブする感覚に近いのに対して、Kindle PaperWhiteでは、カーナビの搭載された車でドライブするのに近い。


あと、Kindle PaperWhiteのいい点を上げると、e-inkのため、紙の書籍の活字に近い感覚で読書でき、読みやすい。また、重さも軽く、片手で持つことができ、バッテリーの持ちもいいので、バッテリーを気にせず読書に集中できる。文字情報だけを読むのであれば、これほどそれに特化した端末もないのではないだろうかと思う。


ただし、コミックなどを読む際には、容量の少なさ、ダウンロードの遅さ、液晶画面の狭さなどが気になると思うので、個人的にはお薦めしない。